2026年5月18日 J3リーグの最新情報をお届け

J3リーグ全チームの特徴と注目ポイントを徹底解説

日本サッカーの裾野を支えるJ3リーグには、地域に根差した個性豊かなクラブが集まっています。J2昇格を目指す熱い戦いはもちろん、地元のスタジアムで選手との距離が近い観戦体験ができるのもJ3ならではの魅力です。2026/27シーズンからは秋春制への移行という歴史的な転換期を迎え、J3リーグはこれまで以上に注目を集めています。

個人的にJ3の試合を観戦してきた経験から言えることがあります。J1やJ2にはないアットホームな雰囲気、そして地域の誇りを背負って戦う選手たちの姿は、サッカーの原点を思い出させてくれるものです。

この記事では、2026/27シーズンのJ3リーグに参戦する全20チームを地域別に紹介し、各クラブの特徴や注目ポイントをまとめました。

この記事で学べること

  • 2026/27シーズンJ3リーグ全20チームの本拠地・監督・ライセンス情報が一覧でわかる
  • J2から降格した3クラブとJFL昇格1クラブの背景と展望
  • 秋春制移行で変わるJ3リーグの新しいシーズン構造
  • J1ライセンス保持クラブが9チームもあり昇格争いは例年以上に激化する見込み
  • 地域別に整理した各チームの個性とスタジアムの魅力

2026/27シーズンJ3リーグの全体像

2026/27シーズンの明治安田J3リーグは、20チームが参戦します。J3リーグとしては第13シーズン目にあたり、日本サッカー史上初となる秋春制(8月開幕・5月閉幕)での開催という大きな変化を迎えます。

さらに特筆すべきは、2026シーズンの特別な大会形式です。J2とJ3の計40チームが「J2・J3百年構想リーグ」として4つの地域グループ(EAST-A、EAST-B、WEST-A、WEST-B)に分かれ、各グループ10チームによる全18試合のリーグ戦を行います。

この移行期の特殊なフォーマットは、J3チームにとってJ2クラブと直接対戦できる貴重な機会となります。

20
参戦チーム数

9
J1ライセンス保持

3
J2からの降格組

1
JFLからの新規参入

東日本エリアのJ3チーム

2026/27シーズンJ3リーグの全体像 - j3リーグ チーム
2026/27シーズンJ3リーグの全体像 – j3リーグ チーム

東日本エリアには、福島から神奈川まで幅広い地域のクラブが所属しています。首都圏に近いクラブから地方色豊かなクラブまで、それぞれに異なる魅力を持っています。

福島ユナイテッドFC

福島県を本拠地とする福島ユナイテッドFCは、2025シーズンをJ3・10位で終えました。寺田周平監督のもと、安定した中位成績を残しています。J2ライセンスを保持しており、昇格への意欲は十分です。ホームスタジアムのとうほう・みんなのスタジアムは、地域のサッカーファンにとって馴染み深い場所となっています。

栃木SC

栃木SCは米山篤志監督が率いるチームで、2025シーズンはJ3・7位と上位に食い込みました。J1ライセンスを保持している点は大きな強みです。カンセキスタジアムとちぎをホームに、J2復帰を見据えた戦いが期待されます。かつてJ2で戦った経験を持つクラブだけに、そのノウハウは他のJ3チームにはない武器といえるでしょう。

ザスパ群馬

群馬県の正田醤油スタジアム群馬を本拠地とするザスパ群馬は、沖田優監督のもと2025シーズンを14位で終えました。J1ライセンスを持つクラブとして、まずはJ2復帰が当面の目標です。群馬県唯一のJリーグクラブとして、地域からの期待は大きいものがあります。

SC相模原

神奈川県相模原市を拠点とするSC相模原は、シュタルフ悠紀リヒャルト監督という個性的な指揮官が率いています。2025シーズンは12位で、J2ライセンスを保持。相模原ギオンスタジアムでの試合は、首都圏からのアクセスの良さもあり、気軽に観戦できるJ3クラブのひとつです。

💡 実体験から学んだこと
SC相模原の試合を観に行った際、スタジアムの規模がちょうど良く、選手の声やボールを蹴る音がはっきり聞こえて驚きました。J3ならではの臨場感は、一度体験すると忘れられません。

甲信越・北陸・東海エリアのJ3チーム

東日本エリアのJ3チーム - j3リーグ チーム
東日本エリアのJ3チーム – j3リーグ チーム

このエリアは長野県に2チームが所在するなど、地域内でのライバル関係も見どころです。いずれも地域密着型の運営が特徴的なクラブが揃っています。

松本山雅FC

松本山雅FCは、かつてJ1にも在籍した実績を持つクラブです。石﨑信弘監督のもと、2025シーズンは15位に終わりましたが、J1ライセンスを保持しており、ポテンシャルは高いチームです。ホームのサンプロ アルウィンは北アルプスを背景にした美しいスタジアムとして知られ、サッカーファンの間では「一度は行きたいスタジアム」として人気があります。

AC長野パルセイロ

同じ長野県のAC長野パルセイロは、藤本主税監督が指揮を執ります。2025シーズンは19位と苦しい結果でしたが、長野Uスタジアムをホームに巻き返しを図ります。J2ライセンスを保持しており、松本山雅FCとの「信州ダービー」はJ3屈指の注目カードです。

ツエーゲン金沢

石川県の金沢ゴーゴーカレースタジアムを本拠地とするツエーゲン金沢は、辻田真輝監督のもと2025シーズンを6位で終えました。J1ライセンスを持ち、上位フィニッシュを果たしたことから、昇格候補の一角として注目されています。北陸新幹線の開通でアクセスも改善され、遠征観戦にもおすすめのクラブです。

FC岐阜

岐阜県のヒマラヤスタジアム岐阜をホームとするFC岐阜は、石丸清隆監督が率いています。2025シーズンは13位で、J1ライセンスを保持。かつてJ2に長く在籍した経験があり、クラブとしての基盤はしっかりしています。

近畿エリアのJ3チーム

甲信越・北陸・東海エリアのJ3チーム - j3リーグ チーム
甲信越・北陸・東海エリアのJ3チーム – j3リーグ チーム

近畿エリアは、新規参入のレイラック滋賀FCを含む3チームが所属。大阪・奈良・滋賀と、それぞれ異なる都市の特色を反映したクラブが集まっています。

レイラック滋賀FC(新規参入)

2026/27シーズン最大のトピックのひとつが、レイラック滋賀FCのJリーグ初参戦です。JFL2位からの昇格プレーオフを勝ち抜き、和田治雄監督のもとJ3の舞台に挑みます。ホームの平和堂HATOスタジアムは、滋賀県にとって初のJリーグクラブの拠点となります。現時点ではJ3ライセンスのみの保持ですが、まずはJ3での定着を目指す1年目となるでしょう。

FC大阪

FC大阪は薮田光教監督のもと、2025シーズンを3位という好成績で終えました。J2ライセンスを保持し、昇格に最も近いチームのひとつです。ホームの東大阪市花園ラグビー場は、ラグビーの聖地としても知られる特別な場所。サッカーとラグビーの文化が交差するユニークな環境で戦っています。

奈良クラブ

奈良クラブは、元日本代表ストライカーの大黒将志氏が監督を務めるチームです。2025シーズンは9位で、J2ライセンスを保持。ロートフィールド奈良をホームに、古都・奈良から新たなサッカー文化を発信しています。

中国・四国エリアのJ3チーム

中国・四国エリアは5チームが所属し、J3の中でも最も多くのクラブが集まる地域のひとつです。J2から降格してきた強豪も含まれ、激戦区となっています。

ガイナーレ鳥取

鳥取県のAxisバードスタジアムを本拠地とするガイナーレ鳥取は、林健太郎監督が指揮を執ります。2025シーズンは11位で、J2ライセンスを保持。日本海側のクラブとして、独自の存在感を放っています。

レノファ山口FC(J2から復帰)

レノファ山口FCは、J2・19位で降格し、実に11シーズンぶりのJ3復帰となります。最後にJ3でプレーしたのは2015年のことです。小田切道治監督のもと、J1ライセンスを持つクラブとしてすぐにJ2へ戻ることが至上命題です。維新みらいふスタジアムでの戦いに注目が集まります。

カマタマーレ讃岐

香川県の四国化成MEGLIOスタジアムをホームとするカマタマーレ讃岐は、大嶽直人監督が率いています。2025シーズンは17位と苦戦しましたが、J1ライセンスを保持している点は将来への大きな可能性を示しています。「うどん県」のクラブとして、ユニークなプロモーション活動でも知られています。

愛媛FC(J2から復帰)

愛媛FCはJ2・20位で降格し、3シーズンぶりのJ3復帰となりました。大木武監督という経験豊富な指揮官を迎え、J1ライセンスを武器に即座のJ2復帰を狙います。ニンジニアスタジアムは四国サッカーの拠点のひとつです。

高知ユナイテッドSC

高知県のGIKENスタジアムを本拠地とする高知ユナイテッドSCは、吉本岳史監督のもと2025シーズンを18位で終えました。現在はJ3ライセンスのみの保持で、まずはJ3での地位を固めることが目標です。四国4県すべてにJリーグクラブがあるという事実は、地域サッカーの発展を象徴しています。

💡 実体験から学んだこと
四国のJ3クラブを巡る「四国ダービー遠征」は、各県の食文化やスタジアムの雰囲気の違いを楽しめる贅沢な旅になります。讃岐うどん、鯛めし、カツオのたたき…試合以外の楽しみも豊富です。

九州・沖縄エリアのJ3チーム

九州・沖縄エリアには4チームが所属。J2から降格したロアッソ熊本を含め、実力派クラブが揃うエリアです。

ギラヴァンツ北九州

福岡県のミクニワールドスタジアム北九州を本拠地とするギラヴァンツ北九州は、増本浩平監督のもと2025シーズンを8位で終えました。J1ライセンスを保持しており、小倉駅からのアクセスの良さはJ3随一です。スタジアムの立地は遠征サポーターにとっても非常に便利な環境が整っています。

ロアッソ熊本(J2から復帰)

ロアッソ熊本はJ2・18位で降格し、5シーズンぶりのJ3復帰となりました。片野坂知宏監督という戦術家を迎え、えがお健康スタジアムでの戦いに挑みます。J1ライセンスを持ち、かつてJ2で上位争いをしていた実績から、J3では優勝候補の筆頭と見られています。

鹿児島ユナイテッドFC

鹿児島県を拠点とする鹿児島ユナイテッドFCは、2025シーズンを5位で終えた実力派クラブです。上位フィニッシュの勢いを2026/27シーズンにもつなげられるかが注目ポイントです。

FC琉球

沖縄県を本拠地とするFC琉球は、2025シーズンを16位で終えました。日本最南端のJリーグクラブとして、独自のアイデンティティを持っています。沖縄の温暖な気候を活かしたトレーニング環境は、他のクラブにはない大きなアドバンテージです。

J3チーム一覧とライセンス状況

全20チームの情報を一覧で整理しました。サッカーを戦略的に楽しむうえでも、各チームの基本情報を把握しておくことは重要です。

チーム名 都道府県 監督 2025成績 ライセンス
福島ユナイテッドFC 福島県 寺田周平 J3 10位 J2
栃木SC 栃木県 米山篤志 J3 7位 J1
ザスパ群馬 群馬県 沖田優 J3 14位 J1
SC相模原 神奈川県 シュタルフ悠紀リヒャルト J3 12位 J2
松本山雅FC 長野県 石﨑信弘 J3 15位 J1
AC長野パルセイロ 長野県 藤本主税 J3 19位 J2
ツエーゲン金沢 石川県 辻田真輝 J3 6位 J1
FC岐阜 岐阜県 石丸清隆 J3 13位 J1
レイラック滋賀FC 滋賀県 和田治雄 JFL 2位(新規) J3
FC大阪 大阪府 薮田光教 J3 3位 J2
奈良クラブ 奈良県 大黒将志 J3 9位 J2
ガイナーレ鳥取 鳥取県 林健太郎 J3 11位 J2
レノファ山口FC 山口県 小田切道治 J2 19位(降格) J1
カマタマーレ讃岐 香川県 大嶽直人 J3 17位 J1
愛媛FC 愛媛県 大木武 J2 20位(降格) J1
高知ユナイテッドSC 高知県 吉本岳史 J3 18位 J3
ギラヴァンツ北九州 福岡県 増本浩平 J3 8位 J1
ロアッソ熊本 熊本県 片野坂知宏 J2 18位(降格) J1
鹿児島ユナイテッドFC 鹿児島県 J3 5位
FC琉球 沖縄県 J3 16位

※オレンジ背景はJ2からの降格チーム、緑背景はJFLからの新規参入チーム

2026/27シーズンの注目ポイントと昇格争い

今シーズンのJ3は、例年以上に見どころが多いシーズンとなりそうです。その理由を整理してみましょう。

J2降格3チームの巻き返し

ロアッソ熊本、レノファ山口FC、愛媛FCの3チームがJ2から降格してきました。いずれもJ1ライセンスを保持しており、選手層や組織力でJ3の他チームを上回る可能性があります。

ロアッソ熊本
5シーズンぶりのJ3復帰。片野坂知宏監督の戦術的アプローチに注目。J2での経験値は大きなアドバンテージ。

レノファ山口FC
11シーズンぶりのJ3。2015年以来の復帰で、当時とはクラブの規模が大きく異なる。即復帰が期待される。

愛媛FC
3シーズンぶりのJ3復帰。大木武監督の攻撃サッカーがJ3でどこまで通用するか。

J1ライセンス保持チームの戦力分析

J3リーグ20チーム中、J1ライセンスを保持するクラブは9チームにのぼります。これは全体の45%にあたり、J3のレベルの高さを物語っています。

J1ライセンスを持つということは、スタジアムの規模やクラブの経営基盤がJ1基準を満たしているということです。つまり、昇格した場合にJ1まで駆け上がる可能性を秘めたクラブが、J3にこれだけ多く存在しているのです。

📊

J3チームのライセンス分布

J1ライセンス
45%(9チーム)

J2ライセンス
30%(6チーム)

J3ライセンス等
25%(5チーム)

秋春制移行の影響

秋春制への移行は、特に雪国のクラブにとって大きな課題です。松本山雅FC、AC長野パルセイロ、ツエーゲン金沢といった降雪地域のチームは、冬季のホームゲーム開催やトレーニング環境の確保に工夫が求められます。

一方で、FC琉球のような温暖な地域のクラブにとっては、冬場のコンディション面でアドバンテージとなる可能性もあります。この気候条件の差が、シーズンの戦い方にどう影響するかは注目に値します。

J3観戦の楽しみ方

J3リーグの観戦には、J1やJ2とは異なる魅力があります。地上波でのサッカー放送ではなかなか取り上げられないJ3ですが、実際にスタジアムに足を運ぶと、その良さを実感できます。

まず、チケット価格が比較的リーズナブルです。家族連れでも気軽に楽しめる価格設定のクラブが多く、サッカー観戦の入門としても最適です。

また、スタジアムの規模が小さい分、選手との距離が近いのも大きな魅力です。試合後にサインをもらえたり、選手と直接会話できる機会があるクラブも少なくありません。

地域の食文化を楽しめるスタジアムグルメも、J3観戦の隠れた楽しみです。各地域の名物を味わいながら試合を観戦する体験は、遠征の大きなモチベーションになります。

⚠️
観戦時の注意事項
J3のスタジアムは座席数が限られている場合があります。人気カードや降格組の試合は混雑が予想されるため、事前にチケットを購入しておくことをおすすめします。また、秋春制への移行により冬季の試合では防寒対策が必須です。

J3チームの移籍動向と今後の展望

J3リーグは、若手選手の育成の場としても重要な役割を果たしています。J1・J2クラブからのレンタル移籍で経験を積む選手も多く、将来の日本サッカーを担う人材が数多くプレーしています。

2026/27シーズンは、百年構想リーグという特殊なフォーマットでJ2チームとの直接対戦が実現します。この経験がJ3チームの成長にどうつながるか、長期的な視点でも注目すべきポイントです。

J3からステップアップしていく選手たちの動向を追いかけることは、サッカーファンにとって大きな楽しみのひとつといえるでしょう。

よくある質問

J3リーグには何チームが参加していますか

2026/27シーズンのJ3リーグには20チームが参加しています。東北から沖縄まで全国各地のクラブが所属しており、JFLから新規参入したレイラック滋賀FCを含む構成となっています。

J3からJ2に昇格するための条件は何ですか

J2昇格にはリーグ戦での上位成績に加え、J2ライセンス以上の保持が必要です。2026/27シーズンは百年構想リーグという特殊なフォーマットで行われるため、通常シーズンとは異なる昇格条件が適用される可能性があります。各チームのライセンス状況は昇格争いに直結する重要な要素です。

J3の試合はテレビやネットで視聴できますか

J3リーグの試合は、DAZNなどの配信プラットフォームで視聴可能です。地上波での放送は限定的ですが、各クラブの公式SNSやYouTubeチャンネルでハイライト映像が配信されることも多いです。現地観戦と合わせて、さまざまな方法で試合を楽しむことができます。

J3のチケット価格はどのくらいですか

チケット価格はクラブやスタジアムによって異なりますが、一般的に自由席で1,500円〜2,500円程度、指定席で2,500円〜4,000円程度が目安です。J1やJ2と比較するとリーズナブルな価格設定のクラブが多く、家族連れにも優しい料金体系となっています。子供料金が無料または割引になるクラブもあります。

2026/27シーズンの百年構想リーグとは何ですか

百年構想リーグ(J2・J3百年構想リーグ)は、秋春制への移行に伴う2026シーズンの特別な大会形式です。J2とJ3の計40チームが4つの地域グループ(EAST-A、EAST-B、WEST-A、WEST-B)に分かれ、各グループ10チームで全18試合のリーグ戦を行います。J3チームにとっては、普段対戦できないJ2クラブとの試合が実現する貴重な機会です。

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