イニエスタ選手やトレース選手など近年のJリーグは世界的に有名な選手がプレーすることも珍しくなくなりました。
J1だけではなく、J2やJ3を含めたJリーグのレベルは年々高くなっているという評論家やファンも増えています。
そこで今回は、現在のJリーグのレベルがどれくらいなのか調べてみました。
世界サッカーリーグランキングでは26位
実は、年2回「世界サッカーリーグランキング」が発表されています。
2023年1月に発表された世界リーグランキングでは約300リーグが対象となっていて、日本のJリーグはその中で「26位」にランクインしています。
数年前までは50位前後だったことを考えると、ここ数年でJリーグのレベルが高くなったのは間違いないと言えるでしょう。
世界的に見ると、5大リーグのドイツ2部(30位)やイタリア2部(31位)よりも少し高いのがJリーグの現在地です。
しかし、イングランド2部は11位と全体でも上位に入るため、5大リーグすべての2部よりもレベルが高いということではなさそうです。
アジアの中では、19位のサウジアラビア(プレミアリーグ)、24位のカタール(スターリーグ)に次ぐ3番目にレベル高いリーグと評価されています。
Jリーグで活躍した海外選手の評価
Jリーグの評価について発言した海外リーグ出身の選手も意外と多くいます。
フェルナンド・トーレス選手
Jリーグは間違いなくアジアで一番強い。選手はテクニックに優れ、モチベーションも高い。
トーマス・フェルマーレン選手
日本人選手は、フィジカルも強く、スピーディー。
バルセロナと比較するのは無理があるけど、レベルは決して低くない。
ルーカス・ポドルスキ選手
浦和がアジア王者に輝いたように、アジアの中ではナンバーワンだと思う。
Jリーグのレベルはアジアではトップですが、欧州リーグに比べるとやはり見劣りするという意見や内容が目立ちました。
世界的にレベルは高いけど、世界トップとはまだまだ力に差があるようです。
海外で活躍した日本人選手の評価
内田篤人選手のように海外で活躍した日本人選手が
「CL決勝とJリーグの試合を見られるけど、違う競技だなと思うくらい、僕の中では違いがあります。」
とJリーグに対する素直な感想や評価を口にしたこともあります。
酒井高徳選手がヴィッセル神戸でJリーグ復帰する際のインタビューでも同様の意見を口にしていました。
ですが、こちらは「同じサッカーだけど違う競技」という意味合いが強いようです。
Jリーグと欧州リーグではサッカーに対する考え方やプレイスタイルが全く異なるようです。
実際にJリーグのサッカーと世界のサッカーは比べられるようなものではないと語っています。
ですが、各選手のフィジカル・スキルやチーム力の高さを比べると、Jリーグは欧州サッカーのレベルにはまだ達していないようです。
まとめ
Jリーグのレベルはどれくらい?という疑問について独自に調査・考察をしてみました。
世界的に見ると上位、アジアでも3番目と、Jリーグのレベル自体は高いと言えるでしょう。
しかし、海外リーグ出身の選手や海外でのプレイ経験がある日本人選手が語るように、選手個々のレベルやチーム力を比較すると、世界のトップクラスには届かないのが現実です。
しかし、日本のサッカーは世界とは違う異なる進化を続けています。
これからの日本のサッカーが世界に通用するようになるかどうかはまだまだ未知数です。